キャンプや登山で必須の寝袋(シュラフ)。

特に寒い時期は、必ず持っていく道具になりますよね。
ただ、良い寝袋になるほど、中のダウン量が増えて大きくなりがち…。
- 暖かいけど大きくて持ち運び辛い
- 寝袋のせいでザックのスペースが無い
寝袋の収納サイズにお困りの方も多いのではないでしょうか?

私もダウンの寝袋を買ったのは良いのですが、持ち運び辛さに困っていました…。
そんな時、役に立つのが”コンプレッションバッグ“ 寝袋を絞って小さくする道具になります。
今回は、そんな持ち運び辛い寝袋を手軽に圧縮できる便利グッズ“モンベル コンプレッションキャップM”をご紹介します。
かさばる寝袋を簡単に圧縮できて便利でした!
寝袋の収納サイズに悩む方へオススメ。
“モンベル”の寝袋以外にも使えますので、軽量化を検討中の方は是非ご覧下さい!
こんな方にオススメ
- 軽量ソロキャンパーの方
- 大きい寝袋をどうにかしたい方
- ザックのスペースを有効に使いたい方
モンベル コンプレッションキャップM詳細
製品仕様
商品名 | コンプレッションキャップ |
---|---|
本体サイズ | 19×48cm |
重量 | 85g |
材質 | 210デニール・ナイロン・オックス |
対応可能寝袋 | U.L.スーパーストレッチダウンハガー#0#1/スーパーストレッチダウンハガー#1#2#3ロング/スーパーストレッチバロウバッグ#3#4#5/ホロウバッグ#3/ファミリーバッグ・ジュニア#1 ※他社の寝袋も圧縮可 |
メーカー | モンベル(mont-bell) |
キャップ型で圧縮しやすい

まず、寝袋を詰める必要がある“袋型コンプレッションバッグ”との違いはここですね。

キャップ型なので、寝袋の上下に装着するだけで使えます。

あとは体重をかけながらベルトを絞るだけ!このお手軽さが魅力ですね。

モンベル以外の寝袋にも対応
モンベル製なので、基本はモンベルの寝袋用として作られています。

しかしこれは、
キャップのサイズ”19×48cm“に収まる寝袋なら他社の物でも使えるのです!
モンベルはもちろん、NANGAやイスカなど、大抵の寝袋は圧縮可能。

実際、私はNANGAの寝袋を圧縮する為に購入しました。普通に使えます!

19×48cmは、あくまで目安。
ある程度押して潰せるダウンシュラフなら、ちょっと大き目でも圧縮できますよ!
軽量コンパクトで荷物にならない
キャンプで寝袋を使う時は、圧縮を解除する事になりますよね。
このキャップは使い終わった後、邪魔にならない小ささも魅力の一つです。

寝袋を圧縮したい方と言えば、軽量化を重視したキャンパーさんだと思われます。

ただの便利道具の一つでも、軽くて小さいというのは魅力的だと思いませんか?
モンベル コンプレッションキャップの使い方
では、さっそく使い方を解説していきます。
今回 圧縮する寝袋
今回は定番のNANGAダウンシュラフを圧縮してみました。
- NANGA オーロラテックス600DX

この寝袋、スペック表では収納サイズ18×30cmとなっていますが、どんなに頑張って詰め込んでも大体40cmを超えます…。

軽量ソロキャンパーが持ち歩くには結構大きめ。
こちらを圧縮していきます!

スペック表を参考に購入したのですが、ザックへ収まらず困っていました…。
寝袋の圧縮手順
1.キャップ付属の4つのベルトを緩める。

ループを持ち上げて引っ張ると伸びる仕様です。

圧縮したい寝袋が収まる長さまで緩めて下さい。

2.寝袋の上下へキャップを装着。

装着すると、フタをした様な感じになりますね。

3.寝袋の上から体重をかけてベルトを絞る。

4つのベルトを均等に絞っていきましょう。

これだけで圧縮は完了です!


”キャップを被せて絞るだけ“お手軽でした!
圧縮前後の比較
どれだけ小さくなった?
iPhoneの測定アプリで計測。
圧縮前後を比較すると、約10cm小さくなりました!

これは私のザックのサイズに合わせて、あまり力を入れずに圧縮した結果です。

もっと強めに圧縮すると、まだ数cmは小さくなりそうでした!
ただ、圧縮し過ぎは寝袋が痛む原因になるので注意が必要です。
圧縮後のザック内を比較
参考までに、私のバックパックは”サイバトロン3Pタクティカル”です。

一番大きいポケットのサイズが48x27cmになります。

圧縮前の寝袋は、横向きに収納する事は不可能なサイズ感でした。

一応、圧縮無しでも縦向きなら収納可能でしたね。
ただ、これだと他の物が収納できません…。

これが、圧縮後は横向きで入る様に!



かなりのスペースを確保できました!
圧縮して解決した問題
寝袋を圧縮する事で、2つの問題が解決しました。
- 他の物が収納できない
- バックパック内で膨らんで背負い辛い
一つ目は、スペースを圧迫するところ。
大きい寝袋なので、他の物を収納できず困っていました。

圧縮した事で、今まで入らなかったクッカーも余裕で収納できるように!


まだまだ入りそう!随分スペースに余裕ができました。
二つ目は、寝袋が膨らんでザックを背負い辛かったところ。
ダウンの寝袋は収納バッグに入れても徐々に膨らむので、ザックの背面が丸くなり背負いにくいのです。


背中側が膨らむと、肩に重さがダイレクトに来て辛かったです…。
圧縮後は腰周りに重心が寄り、凄くラクに!

ザックを地面に置いた時、倒れにくくなったのも良かったですね。
- 収納スペースに余裕ができる
- ザックが背負いやすくなる
軽量スタイルのソロキャンパーとしては、どちらも嬉しい改善でした。
コンプレッションキャップ購入前後の注意点

仕様上の注意点や、購入前に確認するべき事があります。
- 使う寝袋に合うサイズを選択
- 化繊シュラフは圧縮困難
- 寝袋は圧縮した状態で保管しない
使用する寝袋に合うか
今回はMサイズのキャップを紹介しましたが、S.M.Lのスリーサイズあります。
モンベル mont-bell | コンプレッション キャップS | コンプレッション キャップM | コンプレッション キャップL |
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
サイズ | 17×42cm | 19×48cm | 23×59cm |
- キャップが小さいと寝袋が収まらない
- 大きいと上手く圧縮できない
という事になるので、自分の寝袋に合うサイズを選ぶ様にしましょう。
あと、このコンプレッションキャップでは圧縮し辛い寝袋もあります。
それは化繊シュラフですね。理由は、畳むと硬くなるからです。

大型なのでキャップに収まりにくく、仮に収まったとしても硬くて圧縮できないでしょう。
このコンプレッションキャンプは、基本ダウンシュラフ専用だと思って下さい。
圧縮した状態で保管しない
最後に保管時の注意点として、
圧縮した状態で長期保管しない様にしましょう。

理由はダウンが痛んで劣化したり、最悪の場合、破れてしまう事もあるからです。
- 圧縮するのはキャンプの直前だけ
- キャンプから帰ったら圧縮を解く

この2つを守るだけでOKです!
- 寝袋に合うサイズを選択
- 化繊シュラフは圧縮困難
- 寝袋は圧縮した状態で保管しない
まとめ:モンベル コンプレッションキャップM

- 圧縮しやすい構造
- 他社の寝袋にも対応
- 収納スペースに余裕ができる
- ザックの背負いやすさにも繋がる
- 大型ダウンシュラフが持ち運びやすくなる
- 化繊シュラフは圧縮困難
- 使う寝袋に合うサイズを選択
- 寝袋は圧縮した状態で保管しない

寝袋の圧縮は快適性に繋がります。軽量化も一気に進みますよ!