火起こしに便利な着火剤。
皆さんは、焚き火の時に着火剤を使っていますか?

着火剤があれば、簡単に火を起こせてラクですよね!
着火剤にもいろんな種類がありますが、私もよくお世話になっています。
そんな着火剤の中でも、手軽に使えるのが布製の“チャークロス”
今回は、そんなチャークロスの簡単な作り方と使い方を紹介する記事になります。
チャークロスは市販もされていますが、お金を使わず誰でも簡単に作れる物なのです。
この記事を読むと分かる事

必要な物は、布と空き缶だけ!
チャークロスで着火できると、一目置かれること間違いなし!
キャンプの合間に手軽に作れるので、皆さんも是非、作ってみましょう!
チャークロスとは?
チャークロスとは?
簡単に説明すると、布を炭化させて作る着火剤です。
- 炭化した布の着火剤
この真っ黒な布がチャークロスですね。

本来すぐ燃えてしまう布を炭化させる事で、ゆっくり燃焼する火種になるのです。
チャークロスの使い方
作り方を解説する前に、まずは使い方を説明します。

チャークロスを使った事が無い方への解説になります。
- チャークロス
- ライター、火打ち石等の火器
- 枯葉の束(キャンプ地に落ちている物でOK)


簡単に説明しますね!
1.ライター等でチャークロスに火をつけます。
※この小さい炎が火種になります。

ここは、火打ち石で着火できるとカッコイイですね!私は滅多に成功しませんが…。


2.枯葉の束でチャークロスを包み、ひたすら息を吹きかけます。

3.息を吹き続けると、勢いよく燃え上がる種火の完成です!


あとは、小さい枝を投入し、徐々に大きい薪を追加していくと焚き火を楽しめますよ!

- チャークロスに火をつける
- 枯葉の束でチャークロスを包む
- 燃え上がるまで空気を送り続ける

簡単に説明しましたが、チャークロスはこうやって使います。
チャークロスの作り方
使い方も分かったところで、早速、誰でも簡単に作れるチャークロスの作成方法を解説します。
用意する物
- 布 (不要なTシャツやタオル等)
- 空き缶
- ハサミやナイフ
- 焚き火台orシングルバーナー

布と空き缶をカット
まず、布をカットします。

小さめの正方形に切ると使いやすいですね。

次に、空き缶を真ん中から半分にカット。

こんな感じに、大雑把にカットして大丈夫です!

布を空き缶へ詰める
続いて、カットした空き缶に布を詰めます。
※フタが無い方(底側)へ詰めましょう。

布を詰めたら、カットした空き缶を合体させます。
この時、指を切らないよう注意して下さい!

最後に、空き缶のフタを少しだけ開きます。
開き過ぎると、空気が入って炭化し辛くなるので少しだけでOKです!

これでチャークロス作りの準備は完了です!

缶を火へ投入して完成!
先ほど作った缶を焚き火台orバーナーへ投入します。

このまま、缶のフタから煙が出なくなるまで加熱します。


加熱中、フタから炎が上がる事もありますが、焚き火が煙に引火しただけので安心して下さい!

缶から煙が出なくなったら、火から降ろして冷まします。

開封すると、チャークロスの出来上がりです!


加熱し過ぎに注意!!
缶に穴が空いて、せっかくのチャークロスが燃えてしまいます…。

- 布と空き缶をカット
- 缶に布を詰め込む
- 火の中へ投入
- 煙が収まるまで加熱
- 冷まして完成!
以上、手軽な着火剤”チャークロス”の作り方でした!

チャークロス以外にも、市販のオススメ着火剤を紹介しています。手軽に焚き火を楽しみたい方は、是非ご覧下さい!
チャークロスのメリット・デメリット

チャークロスには良いところ、悪いところがあります。
チャークロスのメリット
- お金を掛けず作れる
- 一度に大量生産できる
- 布の長さで燃焼時間を調整可能
チャークロスは、不要なタオルやシャツで作るのでお金が掛かりません!


不用品を処分しつつ有効活用できます!
更に、一枚のタオルから何十枚も作れるコスパの良さが魅力的。

自分好みの長さに切って、着火しやすくしたり燃焼時間を調整する事もできる便利な着火剤になります。

チャークロスのデメリット
- 湿気に弱過ぎる
- 手が真っ暗になる
着火剤は、基本的に湿気に弱いものですが、布製のチャークロスは特に気を付けなければいけません。
一度でも湿気を含むと、ほぼ点火しなくなります。

火打ち石での着火も不可能に近かったです。

10分ほど火花を散らしても、燃え移らず…。

この様に、チャークロスは湿気てしまうと使い物にならなくなるので、保管の際に注意が必要です。
私は小型のパウチで保管しています。

あとは、チャークロスを触ると指が真っ黒になりますね。
炭を触っている様なものなので…。


使うと手が汚れる。という単純なデメリットもあります…。
以上のメリット・デメリットをまとめると、この様になります!
- お金を掛けず作れる
- 一度に大量生産できる
- 布のサイズで燃料時間を調整可能
- 湿気には極端に弱い
- 触ると手が真っ黒になる

湿気にだけ気を付ければ、誰でも手軽に作って使える着火剤“チャークロス”の解説でした!
チャークロス作成キットもオススメ
布を用意するのが面倒な方は、こちらのチャークロス作成キットもオススメです。
実際、私が愛用しているのですが、作成用の缶ケースと丈夫な布のセットです。


缶に小さい穴を空けて、布を詰めるだけでチャークロスが作れます。

他にも、火打ち金・メノウ石・火吹き棒も付属しているので、チャークロスと火打ち石を使った着火も楽しめました。


まあ、私は缶ケースと布が勿体なく感じ、着火剤ケースと中敷きにしていますが…。


チャークロスを作れるだけで無く、着火に必要な道具がセットになってコスパ良し!なかなかお気に入りです。
チャークロスの作り方:まとめ

- 布と空き缶をカット
- 缶に布を詰め込む
- 火の中へ投入
- 煙が収まるまで加熱
- 冷まして完成!
- チャークロスに火をつける
- 枯葉の束でチャークロスを包む
- 燃え上がるまで空気を送り続ける
手軽に作れて、大量に補充できる優秀な着火剤“チャークロス”

是非、皆さんも作ってみてくださいね!
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