ナイフの革鞘(レザーシース)お手入れ方法を解説 ミンクオイルを塗って防水保湿

キャンプノウハウ系

使い込むほど深みの増す”革製品“
大抵のキャンプ用ナイフには、刀身を保護する“革鞘(レザーシース)”が付属していますね。

メメタァ
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皆さんのナイフも、カッコイイ“レザーシース”とセットなのではないでしょうか?

このレザーシースは、使っていく内に馴染む物ですが実はお手入れ欠かせません。

濡れたり乾燥したまま放置すると、固くなる・ヒビ割れ・カビが生える等、様々な問題が発生…。良いナイフになると、シースを買い直すだけで痛い出費になってしまいます。

そう言った革特有の問題からシースを守る為に、今回は“ナイフの革鞘(レザーシース)のお手入れ方法を解説“する記事になります。

メメタァ
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結論から言うと、オイルを塗るだけ!誰でも簡単にお手入れできます。

この記事を読むと分かる事
  • ミンクオイルを使ったシースの手入れ
  • ミンクオイルの適量や塗り方など
  • ミンクオイルを塗る前後の比較

ナイフの保護に重要な“革鞘(レザーシース)”
愛用のナイフと共に、シースも使い込みたい方は是非ご覧下さい!

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この記事を書いた人

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こんな方にオススメ

  • レザーシースのお手入れ方法を知りたい方
  • レザーシースに深みを持たせたい方
  • レザーシースの劣化が気になる方

ナイフの革鞘(レザーシース)の手入れを怠るとどうなるか?

お手入れ方法を解説する前に、
まずは“レザーシースの手入れを怠るとどうなるか?”を簡単に説明します。

革シースの手入れ不足で起こる事
  • シースが固くなる
  • 表面がヒビ割れる
  • カビが生える
メメタァ
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お手入れ不足で発生する問題は、主にこの3つになります。

シースが固くなる

ナイフのシースに限らず、革製品は徐々に乾燥して固くなる物です。

いずれ手の油分で馴染みますが、柔らかくなるまで時間が掛かってしまいます。

メメタァ
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固いまま使っていると思わぬ破損を招く事も…。

キャンプ用ナイフは、鞘から“こまめに抜き差しする物”なので取り回しの面を考えると、ある程度の柔らかさが必要になります。

表面がヒビ割れる

乾燥状態のレザーシースは、そのまま使い続けると“ヒビ割れ”が起こります。

メメタァ
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一度ヒビ割れが起こると、その部分から劣化が進みます…。

ヒビ割れた部分にオイルを塗るのも更に劣化を早める原因になるので、ヒビが入る前の定期的なケア(保湿)が重要になります。

カビが生える

レザーシースは濡れたまま放置するとカビが発生してしまいます。

このカビはシースの表面だけでなく、刃が触れる内部にも気を遣う必要があります。

メメタァ
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一度カビが生えた革製品は復旧困難です…。

カビを防ぐ為にはナイフに付いた水気を拭き取ったり、鞘表面への防水処理(オイルを塗る事)が必要になります。

ナイフの革鞘(レザーシース)のお手入れ方法

シースの保護は全てオイル一つで解決!

お手入れ方法は とっても簡単!
革表面に適量のオイルを塗って拭くだけです。

お手入れに必要な物

革製シースのお手入れに必要な物
  1. ミンクオイル or 蜜蝋
  2. 布(タオルやシャツの切れ端)

布はタオル・シャツの切れ端等、
毛羽立たない物なら何でもOK!

ミンクオイル・蜜蝋は

  • 靴屋(ABCマート等)
  • ホームセンター(ナフコ、コメリ等)

など、近くのお店や通販で安く(1000円以下で)購入できます。

メメタァ
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私はミンクオイルを通販で購入しましたが、割と身近な所でも入手可能です!

▼今回は、私が愛用しているキャンプ用ナイフ “ヘレディディガルガル” の牛革レザーシースを例にお手入れ方法を解説します。

ミンクオイルの塗り方

今回はミンクオイルを使って解説しますが、蜜蝋でも同じ手順です。

ミンクオイルを塗る際の注意点として

  • オイルは指を使って塗ります。
  • オイルを塗ると約1日使用できません。

指で塗る理由は2つ。指の熱でオイルを浸透しやすくする為。もう1つは、布で塗ると面積が大きい分、オイルを多く塗り過ぎてしまう恐れがある為です。

オイルを塗ると約一日使用できないというのは、革にオイルが浸透するまで最低そのくらい掛かる為です。

メメタァ
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それでは、ミンクオイルを使った革シースのお手入れ手順を解説します。

ミンクオイルを使ったお手入れ手順
  1. シース表面のホコリを取り除く
  2. 米粒大のオイルを指に取る
  3. シース表面に円を描く様に塗る
  4. 指に残ったオイルを側面等に塗る
  5. 再度オイルを取り裏側にも塗る
  6. オイルが浸透するまで待つ
  7. シース全体を乾拭きして終了

1.シース表面のホコリを取り除く
ホコリが残るとムラの原因になります。
今回は布で拭き取りますが、本来は馬毛ブラシがオススメです。

2.米粒大の量のミンクオイルを指に取る
※量が多過ぎると革に浸透せず ムラや劣化の原因になります。

3.中心から円を描く様に広げて塗る

オイルを指で伸ばしながら、薄く全体に広げていきましょう。

4.指に残ったオイルを側面等に塗る
※オイルを継ぎ足さず、表面から浮き出た分だけを使います。

側面やループの裏側、革の縫い目部分にも忘れず塗り込みましょう。

5.シース裏側も同じ様に塗る
再度 米粒大の量を指に取り塗っていきます。

6.オイルが浸透するまで待つ
全体に塗った後、約10分〜20分ほど待ちます。

以上でオイルを塗る作業は完了!

メメタァ
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最後に、表面に残ったオイルを拭き取ります。

7.シース全体を乾拭き
浸透せずに残ったオイルを乾いた布で拭き取りましょう。

革に傷が付かない程度に力を入れ、オイルを馴染ませる様に拭いていきます。

ミゾや縫い目等、拭き残しの無いよう注意して下さい。

全体のベタ付きが無くなったら作業完了!
この状態で、一日ほど放置して下さい。

ミンクオイルを塗る前後のシース比較

こちらがオイルを塗る前の状態。
表面に光沢も無く、なんとなく固そうなイメージですね。

こちらがオイルを塗った後の状態。
全体的に水分を含んだ滑らかな手触り、ツヤのある深い色合いになりました。

メメタァ
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長々と解説しましたが、
少量のオイルを塗る→拭き取る→浸透させる という簡単な内容です。

以上、ナイフの革鞘(レザーシース)お手入れ方法でした。

この簡単なお手入れだけで、一生使えるレザーシースになりますよ!

革にミンクオイルや蜜蝋を塗る際の注意点

オイルを塗布できる革・使えない革

オイルを塗る前の注意点として、
ミンクオイルや蜜蝋を使える革は限られています。

オイルを塗布できる革
  • ヌメ革(タンニン鞣しの牛革など)
  • オイルレザーなど
オイル塗布NGの革
  • 爬虫類系の革(ワニ・ヘビ革など)
  • スエード系の革(起毛系の革)
  • 特殊加工の革(合皮など)
  • オイル塗布禁止と表記された革

簡単に説明すると、ミンクオイル・蜜蝋を使用可能な革は”ヌメ革(牛革など)“ワニ等の爬虫類系レザーや 触れた時に毛を感じる革(起毛系)には使用不可です。

他にも、低価格帯のナイフに使われる合皮(革に似せて作られたフェイクレザー)に使った場合、表面がツルツルしていてオイルが浸透する事はありません。

塗布NGの革にオイルを塗ると色落ちしたり、最悪の場合 革がボロボロになってしまう恐れもあります…。

メメタァ
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オイルを塗る前に、お使いのレザーシースの素材をよく確認しましょう。

一度に塗るオイルの量について

上記オイルの塗り方で解説した通り、
一度に塗るオイルの量は、シース片面に対し米粒大と少量です。

オイルを塗る頻度は、革表面が乾いた時もしくは月一回程度で十分です。

この事から、革用オイルは一度買うと何年も使えるほどコスパの高い物なのです。

オイルの量が多過ぎると、シースが柔らかくなり過ぎて型崩れを起こしたり、逆に劣化を早める原因になります。

メメタァ
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少量のオイルを、革全体に薄く伸ばす感覚で塗りましょう!

革表面のオイルはしっかり拭き取る

革に浸透していない余分なオイルは、しっかり拭き取る事が重要です。

革表面にオイルが残ったまま放置すると、劣化に繋がったり単純にベタベタします。

メメタァ
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オイルを浸透させたら拭き取る!これを徹底する様にしましょう。

まとめ:ミンクオイルを使ったレザーシースのお手入れ方法

革シースのお手入れに必要な物
  • ミンクオイル or 蜜蝋
  • 乾いた布(タオル・シャツの切れ端等)
ミンクオイルを使ったお手入れ手順
  1. シース表面のホコリを取り除く
  2. 米粒大のオイルを指に取る
  3. シース表面に円を描く様に塗る
  4. 指に残ったオイルを側面等に塗る
  5. 再度オイルを取り裏側にも塗る
  6. オイルが浸透するまで待つ
  7. シース全体を乾拭きして終了
お手入れ時の注意点
  • ワニ革等の爬虫類革はNG
  • オイルを塗る前に革の汚れを落とす
  • オイルの量は米粒大の量で!
  • 革表面の余分なオイルは必ず拭き取る
  • オイルを塗って乾拭き後は一日程度 放置

ナイフの刃のメンテに劣らず重要なレザーシースのお手入れ。しっかりオイルを塗る事で、一生使える物となります。

メメタァ
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是非、皆さんもシースのお手入れに気を遣って下さいね!

以上、“ミンクオイルを使ったナイフのレザーシースお手入れ方法”でした!

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