初めてオイルランタンに触れた方は経験しやすい問題。
いざ点火してみると、どんどん芯が燃えて短くなってしまった…。
私は初めて買ったオイルランタンをキャンプへ持って行った時、『芯なんて一瞬で無くなる物でもないだろう』と考えていました。
結果、一時間も経たず芯が燃え尽きてしまい、携帯のライトで過ごす羽目に…。
この記事を訪れて下さった方は、『なぜ芯が燃えてしまったのか?』お困りなのだと思います。
今回は、そんなオイルランタンの芯がすぐ燃え尽きる原因とその対策や芯が長持ちする調整方法を解説します。
すぐ燃え尽きてしまう芯は、正しい取り扱い方を知るだけで防げます。
オイルランタンを快適に使いたい方は、是非ご覧下さい!
オイルランタンの芯がすぐ燃え尽きる原因
オイルランタンは芯とオイルを使って点火するものですが、芯がすぐ燃え尽きる原因とは…?
結論から言えば 芯に問題がある場合がほとんど
芯が安物だからダメという事ではなく、長さやオイルの浸透具合によるものです。
具体的に説明しますね!
すぐ燃え尽きてしまう芯とオイルの状態
芯がすぐ燃え尽きる原因は以下の5つあります。
一つづつ見ていきましょう!
芯が短い
芯が短い時、すぐ燃えてしまう仕組みはこんな感じです。
下手なイラストで説明すると、オイルランタンの仕組みはこの様になります。
オイルが浸透していない芯はただの綿なので、点火するとどんどん燃えてしまうという事です。
芯にオイルが浸透していない
上記『芯が短い』と被る部分が多いです。
オイルが染み込んでいない芯は、乾燥してカサカサしています。
この状態で点火すると一瞬で燃え尽きます。
オイルを入れてすぐ点火するのはNG
芯にオイルを浸透させる時間が必要になります。
芯をタンクから伸ばし過ぎている
オイルランタンの芯は、タンクから伸ばす(出す)ほど燃え上がります。
芯を伸ばした分だけ明るくなりますが、火に触れる面積が増えて燃えやすくなってしまう訳です。
芯の出し過ぎは燃え尽きる原因にもなります。
芯の先端が炭化している
これは繰り返し使った芯に見られる様子なのですが、先端が炭化してオイルが浸透しにくくなります。
この状態が酷くなると、炭化した部分の下から燃え始めます。
時には、火が点いたままボロっと崩れる事も…
使用後の芯は基本的に焦げる物ですが、炭化し過ぎると燃え尽きやすい原因になります。
タンク内のオイルが少ない
タンク内のオイルが少ない状態で着火すると先端までオイルが行き渡らず、これまた芯が燃え尽きる原因になってしまいます。
タンク内のオイルは、たまに内部を覗いたりランタンを振ったりして残量を確認して下さい。
ここまでが、すぐ燃え尽きる芯の原因になります。
燃えにくくなるオイルランタンの芯の取り扱い方法
では、すぐ燃える芯を「燃えにくくするにはどうすれば良いか?」を解説。
正しい芯の取り扱い方法を順番に説明します!
芯の長さ調整
まずは“芯が短い” ”オイルを吸えない“を解決!
芯を適切な長さに調整すると、オイルを吸えないという事は無くなります。
15㎝ってどれくらい?
これは目安としてお札を使うと分かりやすいです。
千円札が15cm、一万円札が16cmになります。
基本的には、お札一枚の長さ15cmでOK。
”お札の半分で折り返すと22.5〜24cm”くらいになるので、手元に定規が無い方は参考にしてみて下さい。
ご自身のオイルランタンに合わせた長さで、最低15cmから調整してみて下さいね。
- 芯の長さは15~25㎝の間で調整
- 芯の足がタンク内のオイルに届かなくなったら交換
初めから丁度良い長さにカットされた芯もあるので、自分で調整する手間を省けるこちらもオススメです。
私は定番のオイルランタン『フュアーハンド276』を長さ15cmの芯、100mlのオイルで使っています。
※フュアーハンドのタンク容量は340mlです。
芯の先端の調整
続いて、芯の先端の調整です。
これは新しい芯を使う時や、炭化した先端のメンテナンスに必要な作業になります。
簡単に説明すると、芯の先端をハサミでこの様に切り揃えて下さい。
この作業が必要な理由は以下の通り
芯をカットしていないオイルランタンは、こんな感じに二股の炎になります。燃え尽きやすく、なんとなく見栄えも悪いですね。
芯の先端をカットする事でオイルが浸透しやすく キレイな形の炎になるので、是非お試し下さい。
- キレイな形の炎になる
- 先端までオイルが浸透する
- 芯が燃え尽きにくくなる
タンクから伸ばす芯の長さ
点火後のオイルランタンから出す芯の長さは“ほんの少しだけ”です。
芯は長く出すほど明るくなりますが、その分燃え尽きるのも早くなります。
芯の先端がギリギリ顔を出す長さで楽しむのが、オイルランタンの基本になります。
芯にオイルを浸透させる時間
タンクにオイルを注入したら、しばらく放置する事が大切です。
これは芯にオイルを浸透させる為ですね。
特に、新しい芯を使う場合は長めに放置する必要があります。
私は100mlのオイルを入れた後、1時間ほど放置しています。
※使い込んで、ある程度オイルを吸った芯なら10分程度で使えます。
オイル注入後、1時間ほど放置
しっかり放置すれば芯の先端までオイルが行き渡るので、すぐ燃えるという事も無くなると思います。
これで芯とオイルの調整はバッチリ!
今後、すぐ芯が燃え尽きて困るという事は無くなる筈です。
以上、燃え尽きにくい芯の調整とオイル量の説明でした。
オイルランタンの使い方を詳しく知りたい方は、解説記事もご覧下さい!
まとめ:オイルランタンの芯がすぐ燃え尽きる原因とは? 芯を長持ちさせる方法は適切な長さとオイル量を守る!
下記、”芯を長持ちさせる方法”を意識するだけで、今後 皆さんもすぐ燃え尽きるという事は無くなるはず!
私はまた燃え尽きたら嫌なので、4.5mもあるグルグル巻きの芯を購入しました。
ただ、正しい取り扱い方法で使い始めて1年間、最初の15cmから一度も取り換えずに済んでいます。
参考までに1年間で減った芯の長さは、年30泊のキャンプで毎回使って5cmでした。
10cmになっても問題なく使えていますが、1年使った事ですしそろそろ取り替えようと思います。
ご覧頂いた皆さん、ありがとうございました!これからも良きオイルランタン生活をお楽しみ下さい。
すぐ燃える芯の原因や取り扱い方法を知った皆さんはもう大丈夫!
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