薪作り欠かせないのが“ノコギリ”。現地の倒木を切り揃えたり、ブッシュクラフトに活用したり等、これ一本で、よりキャンプが楽しくなる道具です。
ノコギリがあれば、薪やポールは自分で作れます!
とはいえ、ノコギリは荷物を厳選する方にとっては省きたいギアですね。
私自身、本当は持って行きたいけど置いて行って失敗した…という経験が何度もありました。
正直、市販の薪を使うなら無くても困りませんが、軽量スタイルの方ほど現地の薪を活用する機会が多いため、やはりあった方が便利です!
今回は、そんな軽量重視の方へピッタリのコンパクトなノコギリ“シルキー ポケットボーイ130mm 万能目”をレビュー。
収納時はポケットサイズに収まり、鋭い切れ味の130mmの刃、グリップ力の高いゴムの持ち手等が魅力の軽量ノコギリになります。
コンパクトで切れ味の良いノコギリを探す方にオススメ!
ソロキャンプ用の軽量ノコギリを検討中の方は是非ご覧下さい。
こんな方にオススメ
- 薪を現地で拾って使う方
- ノコギリを軽量化したい方
- 切れ味の良いノコギリを探す方
シルキー ポケットボーイ130mm 詳細
製品仕様
商品名 | シルキー ポケットボーイ 130mm |
---|---|
本体サイズ | 刃長:130mm 収納時:170×55×25mm 使用時:290×60×25mm 切幅:1.1mm |
重量 | 約180g |
生産国 | 日本 |
メーカー | Silky(シルキー) |
ポケットボーイシリーズは、シルキー製品では最小の折込鋸です。
引用:Silky(シルキー)
ポケットに収まるサイズ感ながら、他シリーズ同様、切れ味にもこだわりました。
ポケットボーイ万能目は、剪定、乾燥木材・コンパネなどの切断、アウトドアシーンにも適した刃で、
縦・横・斜めに切れる未来目を施したアサリなし刃なので、切り口が綺麗に仕上がります。
刃渡りは130mmと170mmから選べます。
ポケットサイズの軽量ノコギリ
シルキー ポケットボーイ130mmは、その名の通りポケットサイズのノコギリです。
収納時は手のひらサイズ、使用時はアウトドアナイフと同程度の長さと超軽量コンパクト!
このサイズ感が私の購入の決め手になった部分だと言えます。
片手使用に適した長さで、見た目も悪くありません。
持ち運び時は、荷物の隙間やピコグリル等の焚き火台のケースに収納できるのでソロキャンプとの相性も抜群!
気軽に持ち運べるポケットサイズのノコギリです!
独自の刃(アサリ無し未来目)で小型ながら切れ味抜群
ポケットボーイの刃は独自の未来目という刃を採用、小型ながら抜群の切れ味を誇ります。
引用:Silky(シルキー)
この刃のおかげで、薪を縦・横・斜め、どの角度から切ってもスムーズに切断可能!
薪の種類に左右されず、どこでも変わらない切れ味を発揮するノコギリだと言えます。
また、アサリ無しタイプのため切断面も美しく、木のクズを排出しながら切断できる構造上、目づまりもありません。
独自の刃で抜群な切れ味を誇ります!
グリップ力が高く、手に馴染むゴムの持ち手
シルキー製品の特徴とも言える、ゴムのグリップも魅力の一つ。
今までいくつかノコギリを使いましたが、ここまで握り心地が良いのはシルキーだけでした。
よく手に馴染み、切る際はしっかり力が伝わるので、とにかく薪が切りやすい!
切れ味の良さも相まって、そのサイズ感からは想像できないほど作業効率の良いノコギリとなっています。
実に手に馴染む!ゴムの質感が素晴らしいグリップでした。
シルキー ポケットボーイ130mm 万能目の使用感
セット内容
“シルキー ポケットボーイ130mm”のセット内容は以下の通り。
今回、購入したポケットボーイは刃長130mm(万能目)。
プレスボタンを押す事で、刃を展開・収納できる折り畳み式のノコギリです。
収納サイズは手のひら大、使用サイズもかなりコンパクト。
グリップはゴム製で、パラコードを通せるループが付属しています。
ちなみに、刃にはいくつか種類がありますが、同サイズなら全て互換性があり付け替え可能となっています。
引用:Silky(シルキー)
重量は実測で172gと十分軽い!まさにソロキャンプに適したサイズ感ですね。
更にプレスボタンを押しつつ、刃を上に反らすと角度を変更する事も可能。
切る薪の位置によって、刃を2段階に調整ができる便利な仕様になっています。
以上が製品仕様、続いて簡単な使用感を紹介します!
市販の薪を切ってみた
まずは、ポケットボーイ130mmで市販の薪(針葉樹)を切ってみました。
長さは45cmくらいでしょうか?このままだと、焚き火台からハミ出して使いにくかったのです。
それでは入刀!初めは引っ掛かりがあるものの、一度刃が通ればゴリゴリ削れます!
個人的に、刃の角度を変更できる機能がかなり便利でした!
低い位置でも刃先が地面と並行になるので、最後まで力が不要な上、地面に埋まったりせずスパッと切れます。
皮の上からも問題なく切れますし、木の繊維に沿わなくてもスムーズに切断できますね。
刃が短い分、ストロークは増えますが、このくらいの薪なら手の疲れも無し!
市販の薪は比較的柔らかいとはいえ、130mmの刃でも十分切れる事が分かりました。
市販の薪は問題なし!コンパクトながら抜群の切れ味でした。
落ちてる薪を切ってみた
次は、ポケットボーイ130mmで落ちている薪(広葉樹)を切ってみました。
身が詰まっている分、市販の薪より明らかに硬い筈です。
刃サイズ以下の短い薪には滅法強い!親指くらいの薪なら、4〜5回程度のストロークで簡単に切れます。
それより少し太めの薪も一瞬でカット!この太さの薪が切れるなら、十分実用的だと感じますね。
手首大の太さで身が詰まった薪もこの通り!何不自由なく薪を作れました。
今回は刃の長さ以上の薪が手に入らなかったので、もっと太くて硬い薪を探しつつ改めて追記していきます。
個人的には130mmで十分!落ちてる薪もスムーズに切断できました。
シルキー ポケットボーイ130mmのデメリット
軽量コンパクトでよく切れるポケットボーイ130mm、しかしコンパクトさゆえのデメリットは存在します。
刃や本体のサイズ感ゆえのデメリットです。
太い薪は切りにくい
当然ながら、刃の長さ(130mm)より太い薪は切りにくいですね。
一応、薪を回転させながら切る事はできますが、時間が掛かる上に手も疲れます。
ですので、太い薪を切る場合は、素直に長いノコギリを使うのをオススメします。
私が本格的に薪を作る時は、“サムライ騎士ノコギリ240mm”を使ってますが、同ポケットボーイの170mmも試したくなりました。
ただ、130mmで切れる薪があれば焚き火には困らないので、ノコギリはこれ一本あれば十分に感じます。
軽い薪作りには最適!本格的なブッシュクラフトには長さが足りません。
ロックボタンに指が当たる
全体的に小さいノコギリなので、握るとロックボタンに指が当たってしまいます。
ここは皆さんの手の大きさにもよりますが、何かの弾みでケガをする恐れがある為、正直危険だと感じました。
ポケットボーイ130mmを検討中の方は、薪を切る時はロックボタンに指を置かない様、意識して使う必要があると覚えておいて下さい。
切る時はロックボタンと指が干渉しないようご注意下さい。
まとめ:【シルキー】ポケットボーイ130mmレビュー 軽量コンパクトで切れ味抜群な万能ノコギリ
ポケットボーイ130mmは、ノコギリの軽量化に最適でした!
軽量コンパクトで切れ味抜群!刃の調節機能や手に馴染むグリップで作業しやすく、野に馴染むデザインにもすごく愛着が湧きます。
持ち運びも苦になりませんし、軽量化のためにノコギリを持って行こうか迷う事も無くなりました。
ノコギリをもっとコンパクトにしたいという方へ、自身を持ってオススメです!
以上、“シルキー ポケットボーイ130mm”のレビュー記事でした。
軽くて見た目もカッコイイ!よく切れる小型ノコギリでした。
※現在Amazon品切れ中、私は楽天ショップ(石田金物さん)で購入しました。
替刃・ハンドル・ネジの単品を組み合わせもほぼ同価格です。
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