キャンプ用マットには、大まかに3種類(エアー・クローズドセル・インフレーターマット)がありますが、最も手軽で汎用性が高いのが“折り畳み式のクローズドセルマット”です。
軽くて丈夫で設営のテマが無いのがクローズドセルの良い所!
クッション性は申し分なく、一枚敷けばどんな地面でも快適に過ごせます。
他のマットと合わせてR値を調整したり、地べたスタイルのチェアとして使える等、とりあえず一つ持っておくべきマットだと言えますね。
今回は、そんなクローズドセルマットの中から“THERM-A-REST(サーマレスト)Zライトソル”をレビュー。
数あるクローズドセルの中でも最高評価のクッション性、何年も使えるほど耐久性も高く、世界中で愛されているマットになります。
頼りになる一枚を探す方にオススメ!他のマットも試しつつ2年ほど使ってますが、やはりこれが一番快適でした。
寝心地や耐久性の高いクローズドセルマットを検討中の方は是非ご覧下さい!
こんな方にオススメ
- 寝心地の良いマットを探している方
- 固いマットで寝ると体が痛くなる方
- マットとチェアを兼用する地べたスタイルの方
THERM-A-REST(サーマレスト)Zライトソル 詳細
製品仕様
商品名 | THERM-A-REST(サーマレスト)Zライトソル |
---|---|
使用サイズ | S(ショート):51×130cm R(レギュラー):51×183cm |
収納サイズ | S(ショート):51×10×14cm R(レギュラー):51×13×14cm |
重量 | S(ショート):約290g R(レギュラー):約410g |
厚さ | 2cm |
R値 | 2.0 |
素材 | 架橋ポリエチレン |
生産国 | USA |
メーカー | 株式会社モチヅキ(THERM-A-REST) |
アコーディオンのように折りたたんで収納できる3シーズン用のクローズドセルマットレスです。Zライトソルの表側にはアルミを蒸着。アルミ蒸着なしのモデルと比較して、断熱性が20%向上しています。(Zライトはアルミ蒸着なし)折りたたみ式は広げるのも収納するのも素早くできるので、たとえば短い休憩でも、さっと出してストレスなく使用できます。
引用:株式会社モチヅキ(THERM-A-REST)
長年使える高いクッション性・耐久性を完備
“サーマレスト Zライトソル”は、高いクッション性・耐久性を備えたクローズドセルマットです。
肉厚な2cm幅のクッション面は、どんな地面も快適な寝床に変わるほど柔らかく、ハードな使用にも耐える耐久性の高さを備えます。
実際、私は約2年間あらゆる地面で使いましたが、クッションはほぼ潰れず穴すら空きません。
柔らかさに関しても劣化は感じず、まだまだ使える厚さをキープしていました。
硬いマットに悩む方もきっと満足なクッション性です!
3シーズン対応の”R値2“
”ZライトソルのR値は2“、春〜秋にかけての3シーズンに適した断熱性になっています。
外気温10℃前後なら快適そのもの。寝心地の良さはもちろん、底冷えせず朝まで快適に眠れます。
ただ、信頼のサーマレストと言えど、外気温5℃を下回った辺りから冷えを感じますね。
冬も使いたい方は、他のマットと組み合わせて使う事をオススメ。R値は単純に足し算で高められます(冬は”R値4“もあれば十分です!)
春〜秋は超快適!工夫次第で冬も使える断熱性ですよ。
チェアや敷物・荷物置き場など、いろんな使い方ができる
”Zライトソル“は地べたスタイルのチェアとしても優秀。半分に折ると、ほどよい高さと柔らかさを持つチェアへ早変わり。
3つに折って座布団にしたり、そのまま寝そべったり、荷物置きとして等、どんな使い方でも高いクッション性を保つのが魅力だと言えます。
どのクローズドセルマットも同じ使い方ができますが、クッション性の高さゆえの快適さがZライトソルならでは。
チェアや敷物としても非常に優秀!一枚でいろんな使い方ができるマットになります。
THERM-A-REST(サーマレスト)Zライトソルの使用感
セット内容・仕様
”THERM-A-REST(サーマレスト)Zライトソル“のセット内容は以下の通り。
Zライトソルには2種類サイズがあり、私はレギュラーサイズ(183cm)を選択しました。
本体は一般的なクローズドセルタイプ、一瞬で展開・収納できるシンプルな構造です。
厚さ2cm、重量わずか410gと、どんなスタイルの方も持ち運びやすいマットになります。
体温や地熱を反射するアルミ面は、季節によって使い分け可能。
触るとじんわり暖かく、両面とも同じ柔らかさを誇り、2年間アルミが剥がれる事もありませんでした。
以上が製品仕様、続いて簡単なキャンプでの使用感を紹介します。
マットとしての使用感
基本のマットとしての使用感は、さすがサーマレスト!世界中で評価が高いのも納得のクッション性です。
2cmと聞くと薄く感じるかもしれませんが、十分な厚みがあり、クッションの凸凹が地面と体に沿ってフィットするので想像以上に快適。
アルミ面に触ると体感できるほど暖かく、11月くらいまでなら底冷えせず使えました。
真冬のキャンプでは、猫が一日中座っていた事も。R値の高さはお墨付きです。
テント内だけでなく、地面や岩の上でも快適に過ごせる柔らかさは、クローズドセルマットが苦手な方もきっと気に入るんじゃないかなと思います!
どこでも快適な寝床になるクッション性です!
チェアや座布団としての使用感
マットを真ん中から半分に折る事で、サッと置いて一瞬でくつろげるチェアに早変わり。
厚さ約14cm、座面もかなり広いです。単純に敷くよりもクッション性が高まる事から、地べたスタイルのチェアとして重宝しています。
座り疲れたら座布団にするのもオススメの使い方。片側だけ展開して、肘置きやマクラ代わりにすると、前室で寝て過ごす事もできます。
慣れればチェアが不要になるので、荷物の軽量化に繋がる点もGood!
こんな感じで、Zライトソル一枚を約2年間 買い替える事なく使い続けています。
地べたスタイルが好きな方・やってみたい方に最適なマット兼チェアとなります!
THERM-A-REST(サーマレスト)Zライトソルのデメリット
正直、Zライトソル自体にデメリットはありません。ただ、全てのクローズドセルマットに共通する問題は2つあります。
かさばる収納サイズ
Zライトソルに限らず、収納サイズが大きいのがクローズドセルマットのデメリットです。
バックパックを使う方は、基本的に外付けになるので、電車や徒歩の際に人にぶつけないかヒヤヒヤするサイズ感。
同じサーマレストのエアーマット、”ネオエアーXライトNXT“と比較すると、その大きさが分かりますね。
一番の問題と言えばこの収納サイズ、ちょっと持ち運びに気を遣います…。
R値的に単体だと冬は厳しい
アルミが蒸着されたZライトソルは、他のクローズドセルより格段に暖かいですが、それでも冬に使うには厳しいR値です。
一度、氷点下2℃の冬キャンプで、Zライトソル+“NANGAオーロラ600DX”だけで寝た時は、底冷えが辛くて何度も起きる羽目に。
ただ、ウールブランケットを組み合わせると、かなり軽減できたので、エマージェンシーシートや厚手のグランドシートを噛ませる等、工夫次第で冬も問題なく使える性能だと言えますね。
もしくは、Zライトソルは3シーズン用だと割り切って、冬はR値の高いマットを使うのが一番安全かもしれません。
冬もZライトソルを使いたい方は、少し工夫が必要になります。
まとめ:【サーマレスト】Zライトソル 2年使用レビュー 寝心地・耐久性共に高品質!キャンプ用マットの決定版
Zライトソルは、マットの中では高額な部類に入りますが、その分、間違いないクッション性・耐久性の高さを備えています。
実際に2年使ってみて、これ以上にバランスの良いクローズドセルマットは無いかな?と思えますね。
状況によって、他のマットと組み合わせて使えば更に快適!どんなスタイルの方も無駄にならない品質だと感じます。
銀マットでは硬くて眠れないという方も、きっと満足できる柔らかさですよ!
以上、“THERM-A-REST(サーマレスト)Zライトソル”のレビュー記事でした。
キャンプ用マットは、とりあえずZライトソルでOKです!