宿泊キャンプに必須のランタンですが、その中でも特に人気なのが雰囲気の良い”オイルランタン“
電気で光るLEDランタンには出せない、暖かみのある炎が魅力です。
今回は、そんなオイルランタンの中から大人気の“フュアーハンドランタン276” ジンクをレビュー。
見た目はまさにオイルランタンの原型。”オイルランタン“と検索すると、真っ先に出てくるほど定番のオイルランタンになります。
当ブログへお越し下さった皆さんも、オイルランタン関連のキーワードで辿り着いたのではないでしょうか?
大人気ソロキャンパー“ヒロシさん”愛用(※ヒロシさんの使用モデルは275)のランタンなら間違いないと購入。実際に使ってみて大満足だったのでレビューさせて頂きます。
亜鉛メッキの美しいボディーは“フュアーハンド”ならでは!
オイルランタンが気になる方・使ってみようかな?と検討中の方は是非ご覧下さい!
こんな方にオススメ
- 初めてオイルランタンに触れる方
- オイルランタン選びに迷っている方
- オイルランタンならではの炎に癒されたい方
- 無骨なキャンプギアが好きな方
FEUERHAND(フュアーハンド) ランタン276 ジンク詳細
製品仕様
商品名 | フュアーハンド276 ジンク |
---|---|
本体サイズ | 15cm×26cm |
タンク容量 | 340ml |
重量 | 520g |
使用可能燃料 | 灯油 パラフィンオイル |
最大燃焼時間 | 約20時間(灯油使用時) |
材質 | ガルバナイズドスチール |
生産国 | ドイツ |
メーカー | FEUERHAND(フュアーハンド) |
1893年にドイツで誕生した灯油ランタンのオリジナルブランド【FEUERHAND‐フュアーハンド】から販売されているオイルランタン。別名ハリケーンランタンの呼び名で知られるフュアーハンドは、そのシンプルな構造と実用性から、世界中さまざまな地域の人の生活に密着したオイルランタンとして愛されています。
雰囲気が良い
フュアーハンド276の魅力は、何と言ってもその雰囲気の良さにあります。
ジンク(亜鉛)で統一された色合いは、ゆらゆら揺れる炎と調和。
ジブリ作品を連想させる様などこか懐かしい見た目は、海や山など、どんな景色にも馴染み、キャンプの雰囲気を大いに盛り上げます。
正直、そこまで明るさはありません。
しかし、それを補って余りあるほどの魅力が詰まっているのです。
この雰囲気の良さがフュアーハンドの一番の魅力です。
シンプルかつ美しい構造
フュアーハンドランタンは、まさにオイルランタンの原型とも言うべき美しい形。
必要な要素のみで構成された本体、無骨な雰囲気をあらゆる部分から感じる事ができます。
詳しくは後述しますが、複雑そうに見えて実は結構シンプルな造りなので、初めてオイルランタンに触れる方でも安心して使用できます。
”キャンプギアを弄る楽しさ“を味わえるのもフュアーハンドの魅力ですね。
フュアーハンドランタン276の使用方法
点火・消化方法を解説
”フュアーハンドランタン276“の使い方を解説。
フュアーハンドの点火はこんなに簡単です!
芯の調整とオイル注入
さっそく点火!の前に、まずは芯の先端調整が必要です。
※芯の調整・オイルの注入はバッチリ!という方は⇒ Skip!
初めて使うフュアーハンドランタンは、芯の先端がボサボサしています。
このまま点火しても良いですが、ちょっとした問題があるのでキレイに整える事をオススメします。
整えると言っても簡単!芯の先端をこの様にハサミで切って三角形△に切りましょう。
これだけで芯の先までオイルが浸透しやすくなり、炎の形がキレイな三角形になります。
キレイな炎は、雰囲気重視のオイルランタンにとって大切な要素です!
芯を露出させるには、ランタンの持ち手を押さえて上へ引っ張ります。
すると、この様にホヤ(ガラスカバー)の上の方がパカッと開きます。
その後、ゆっくりとホヤを後ろに倒しましょう。
横から見ると、こんな感じです。
その後、ピン状の芯調整レバーを左にスライド。
するとバーナーの土台が外れるので、芯を取り出して先端の調整作業を行なって下さい。
調整が終わったら芯を土台に噛ませ、レバーを回して挿入します。
最後に土台を元の位置に戻し、右にスライドさせれば取り付け完了!
持ち手を上に引っ張りながら ゆっくりホヤをはめ込んで元の状態へ戻しましょう。
これで芯の調整はバッチリです!
次にオイルの注入。
ここまで終われば、使用前の準備は完了です。
燃料キャンプを外しオイルを注入。
タンクの半分程入れると一泊するのに丁度良い量でした。
ちなみに、私が使用しているオイルボトルは100均(セリア)の物。容量は100ml、これを満タンにして持って行ってます。
オイル注入後、しばらく放置しないといけません。
これは芯にオイルを浸透させるため。
特に、新しい芯を使う時は長時間 放置する事が大切です。芯の先までオイルが届かないと、先端の方から燃えてしまう恐れがあるからです。
オイルは毎回注入する必要がありますが、芯の調整は新しい芯を使う時や先端が焦げて燃えにくくなった時だけでOK。以上で使用前の準備は完了です!
普段はオイルを入れて放置→点火するだけのお手軽なランタンです!
フュアーハンド276の点火方法
点火方法は至ってシンプル!
まずは、横側に付いているレバーを降ろします。
すると、ホヤが持ち上がり芯の部分が露出。
この隙間からライターやマッチ等で芯を炙ると着火します。
点火後はレバーを上に戻します。
炎の調整はピン状のレバーを捻って行います。
芯を出すほど明るくなりますが、出し過ぎると芯の消費が激しくなるので注意。
時計回りに捻ると伸びる、反時計回りで引っ込む様な感じです。
芯の頭が出るか出ないかの位置で使用するのが、オイルランタンの基本になります。
これで点火は完了!
意外とお手軽だと思いませんか?
フュアーハンドがあるだけで、キャンプ場の夜が更に楽しくなりますよ。
フュアーハンド276の消火方法
フュアーハンドの消化はとっても簡単!
火のついた芯をそのまま引っ込める もしくは、ホヤを持ち上げてフッと息を吹きかけるだけです!
芯の先端が見えなくなるくらい引っ込めると自然に消火します。
注意点として、回し過ぎると芯がタンク内に落下してしまうので、ゆっくり回しながら消化しましょう。
もう一つの消火方法は、ホヤを持ち上げて息を吹きかけるだけですね。
この2つのどちらかで消化できます。
フュアーハンドランタンのお手入れ方法
芯の交換
オイルランタンの芯は消耗品です。
正しい使い方をすると そこまで減りませんが、短くなるとオイルを吸う事ができず点火もしなくなるので交換が必要です。
芯の交換もそんなに難しくありません!
先程 解説した芯の調整作業と全く同じ手順で行います。
火力調整レバーを左側(時計回り)にスライドさせます。
すると、この様にバーナーの土台が外れます。
古い芯を抜いたあと、その裏側から新しい芯を挿入すればOK。
芯を挿入後、ピンをクルクル回すとハマります。
その後、芯をタンク内へ戻し
レバーを外す時と逆側(反時計回り)にスライドさせれば、取り付け・芯の交換は完了です。
ちなみに私が使っている替え芯は、フュアーハンド純正では無いロールタイプのお得品。
4.5mと非常に長く、何年も持ちそうです。
こちらを15〜20cmの長さに切って使用しています。
当分持つかな?と思い購入しましたが、実際、1年間で最初の15cmしか使ってません。
コスパを考えると、こちらはオススメですね。
自分で調整するのが面倒な方は、フュアーハンド社の専用替え芯もオススメです。
専用という事もあり安心の品質。
初めから丁度良い長さに切ってあるので手軽に使用できますよ。
芯がすぐ燃えてしまった…。という方はこちらを参考にされて下さい。
ホヤのスス汚れ
オイルランタンのホヤはススが付いて真っ黒になるので、定期的なメンテナンスが必要です。
作業自体はとっても簡単!
ホヤを外して汚れを拭き取るだけです。
ホヤの取り外し方は、周囲を覆う金具の上下4箇所を押しこみ ゆっくり外すだけ。
あとは濡れたティッシュで汚れを拭き取りましょう。
汚れがひどい場合は、洗剤やエタノールでしっかり洗うのも良いですね。
ガラス製品なので、洗う時や元に戻す時にキズ付けない様 取り扱い注意!
このスス汚れの付き方ですが、使用する燃料によって変わってきます。
灯油はスス汚れがひどいので、パラフィンオイルを使うのがオススメですね。
各燃料のメリット・デメリットを簡単に説明すると
この様になります。
- メンテナンス頻度が高い代わりに、コスパの良い灯油。
- スス汚れが少なく、無臭・一部 虫除け効果もあるパラフィンオイル。
ご自身のスタイルに合わせて選択してみましょう!
フュアーハンドランタン276 取り扱い上の注意点
運搬時の破損について
オイルランタンのホヤはガラス製です。
落下した時はもちろん、車での運搬中に衝撃で割れてしまう恐れがあります。
持ち運びの際は、専用のランタンケースに入れて保護すると安心できますね。
仮に割れてしまった場合でも、フュアーハンド純正のホヤが販売されています。
価格も1000円前後と安いので、割れた時以外に汚れが目立つ様になった時に交換するのもアリだと思います。
オイル漏れについて
フュアーハンドランタンのキャップは紙製パッキンです。
Amazonレビューにたくさん書いてありましたが、傾けるとオイル漏れする事が多いです。
この紙パッキンは、ゴム製に取り換える事で漏れも軽減されます。
つまようじ等でくり抜いて、こちらのゴムパッキンに取り換えるのも良いでしょう。
また、オイルを入れた状態で車に積み込むと転倒するなどして、これもオイル漏れの原因になります。
オイルは専用のボトルに入れて持ち運び、ランタンへ注入するのは現地で行うのがオススメですね。
点火中の火傷
点火中のオイルランタンは高温です。
うっかり触れてしまうと火傷する恐れがあります…。
その理由は、構造上この様に熱を循環・放出しているからです。
つい触りそうになりますが、この部分もNG
点火中は、この持ち手部分のみを持つようにしましょう。
▼オイルランタンの使い方を、もっと詳しく知りたい方は解説記事をご覧下さい。
フュアーハンド276 正規品と並行輸入品の違いとは?
フュアーハンドランタン276には2種類の販売タイプがあります。
- 日本正規品
- 並行輸入品
これは、基本的に輸送ルートの違いのみ。
本物だと確信できるなら、どちらを購入しても構いません。
ただし、フュアーハンド276に限らず、並行輸入品の購入には注意が必要になります。
並行輸入品のメリット・デメリット
並行輸入品のメリットは”安い“これに限ります。
- 日本正規品より価格が安い
逆にデメリットは、この様になります。
- 保証が短い・受けられない
- 偽物の可能性がある
一時、大人気キャンプ芸人ヒロシさんの影響で品薄になり、偽物や転売が横行・価格も高騰しました。現在は正規品の供給が追いつき偽物の心配は軽減されましたが、それでも確実ではありません。
並行輸入品の購入には注意が必要です。
日本正規品のメリット・特徴や見分け方
日本正規品のメリットは以下の通り。
- 本物を確実に入手できる
- 安心の保証を受けられる
以前は、正規品のデメリットとして価格が高いというものがありましたが、現在は正規品・並行輸入品ともに同じくらいの価格です。
本物を手にしたい方は、日本正規品の購入をオススメします。
▼商品名に【日本正規品】という表示があればOK。私はAmazon経由で日本正規品を購入しました。
▼実物から分かる本物と偽物の見分け方も解説
フュアーハンド276のタンク裏に“正規代理店スター商事”のシールが貼られています。
正規品のタグや梱包袋も要確認。
特に”FEURHAND“のスペルもよくチェックしてみましょう。
私は偽物を所持していませんが、”FIREHAND”(ファイアーハンド)なる物が存在するそうです。
本体の刻印も確認。
こちらもファイアーハンドと書かれているパターンや、刻印すら無い場合もあるそうです。
タンク右側に”276 W.GERMANY“表記。
偽物は無地だったり、正規品より大きな文字で表示されていたりと様々なパターンがあるそうです。
本体上部の刻印も、しっかり確認しましょう。
本体の特徴は以上です。
他にも偽物の特徴として、梱包袋の色が明るかったり、ランタン本体がヤケにテカテカしている事も。
▼繰り返しになりますが、商品名に【日本正規品】の表示がある物の購入をオススメします。
まとめ:【オイルランタン】フュアーハンド276を徹底レビュー 無骨で定番のジンクカラー
フュアーハンドランタンのおかげで、キャンプの夜が更に楽しくなりました!
▼フュアーハンド276で使えるカスタムパーツ”ランタンウォーマー”も紹介しています。
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