そろそろ、オイルランタンを使ってみようかな?
でも、使い方が分からない…。面倒そうだし難しそう。
こう思う方も多いのではないでしょうか?
実際 私も、オイルを準備したりパーツが多くて面倒臭そうだな〜と、なかなか手を出せずにいました。
でも、そんな心配は無用でした。
複雑そうに見えて、実はかなり単純な構造。初心者の方でも簡単に扱えるので安心して下さい!
今回は、そんなオイルランタンの使い方・取り扱い方法を解説する記事になります。初心者の方でも分かりやすい様、写真を使って丁寧に解説していきます。
オイルランタンは難しそうだからと、使うのを諦めるのは勿体ない!
キャンプの夜が更に楽しくなるオイルランタンを、皆さんも是非使ってみましょう!
こんな方にオススメ
- オイルランタンの使い方が分からない方
- オイルランタンは難しそうと感じる方
- 初めてオイルランタンに触れる方
オイルランタンの構造
オイルランタンの構造は以下の通り。
ざっくり分類すると、約10種類のパーツで構成されています。
今回は、定番のオイルランタン“フュアーハンド276”を例に使用方法を解説していきます。
オイルランタンの構造は、どれも同じなので安心して下さい!
オイルランタンの使用方法を解説
オイルランタンの使い方はこんなに簡単!
芯の先端の調整は初めてオイルランタンを使う時や、先端が炭化した時だけ必要な作業になります。
さっそく解説していきますね!
前準備:芯の調整
点火の前に、まずは芯の調整が必要です。
初めて使うオイルランタンは、この様に芯の先端がボサボサしています。
このボサボサの芯を、ある程度キレイに整える必要があります。
なぜ芯を整える必要があるかというと、このままだと芯が燃え尽きやすいのと、炎が二股に割れてしまうからなんです。
芯が燃えて二つに割れた炎は、なんだか見栄えも悪いですよね。
こうならない為にも、芯の調整はしっかり行いましょう。
調整と言っても簡単!芯の先端を
この様に、台形の形に切り取るだけです。
これだけで、キレイな形の炎と燃え尽きにくい芯になります!
ではさっそく、オイルランタン本体からの芯の取り出し方を解説します。
芯の取り出し方
芯を取り出す時に触れるパーツはこの三箇所、“持ち手” “ホヤ” “ホヤ固定リング”です。
まず、持ち手を押さえて固定リングを引っ張ります。
すると、ホヤ(ガラスカバー)の上の方がパカッと開きます。
その後、ホヤをゆっくり後ろへ倒しましょう。
横から見るとこんな感じです。
次に使用するパーツは二箇所、”バーナー“ “芯調整レバー”です。
芯調整レバーを左へスライドさせます。
すると、バーナーが土台ごと外れます。
あとは、土台から芯を抜いて、先端の調整作業を行って下さい。
カットするのは先端だけですね。
お尻の方は、オイルに浸すのでそのままで構いません。
調整が終わったら、芯を土台の裏側から挿入します。
その後、土台を元の場所へ戻し、
芯調整レバーを右側へスライドさせれば、取り付け完了です!
土台の取り付け後、固定リングを引っ張りながらホヤを元の状態へ戻して下さい。
元に戻す時は、割れないよう慎重に!
以上で芯の調整はバッチリ!次はオイルの注入になります。
※この作業は新しい芯を使う時や芯の先端が焦げた時だけでOKです。
面倒そうに見えて簡単ですよ。
前準備:オイル注入
次はオイルの注入。
ここまで終われば、あとは点火するだけ!
使用するパーツは二箇所、”燃料キャップ“ ”タンク“です。
燃料キャンプを外し、吹きこぼれないよう注意しながら注いで下さい。
オイルの量は、50mlもあれば5〜6時間は持ちます。
ちなみに、私が使用しているオイルボトルは100均(セリア)製。容量は100ml、これを満タンにして持って行ってます。
満タンで10時間以上使えるので、一泊するのに丁度良い量でした。
オイル注入後、しばらく放置しないといけません。
特に、新しい芯を使う時は長時間放置する事が大切!
これは芯にオイルを浸透させるためですね。芯の先までオイルが届かないと、先端の方からすぐに燃えてしまいます。
私はいつも30分〜1時間ほど置いておきます。
以上、使用前の準備、オイルの注入した。
点火方法
いよいよ点火です。
火のつけ方は、いたってシンプル!
使用するパーツは三箇所、“ホヤ上下レバー” “芯調整レバー” “バーナー”です。
まず、横側のホヤ上下レバーを下げます。
すると、ホヤが持ち上がり芯の部分が露出。
芯調整レバーを捻って、バーナーから少しだけ芯を伸ばします。
その後、この隙間からライターやマッチ等で芯を炙ると点火しますよ!
点火後は、芯上下レバーを上げてホヤを元の位置へ戻します。
火力調整は、芯調整レバーを捻りながら行って下さい。
芯を出すほど明るくなりますが、出し過ぎると芯の消費が激しくなるので注意。
芯の頭が見えるギリギリの位置で使用するのが、オイルランタンの基本になります。
これで点火は完了。
意外とお手軽だと思いませんか?
オイルランタンがあるだけで、キャンプ場の夜は更に楽しくなりますよ。
消火方法
消化方法もとっても簡単!
火の消し方には2パターンあります。
- 芯を引っ込めて消す
- 芯に息を吹きかけて消す
芯を引っ込めて消す方法
使用するパーツは“芯調整レバー”です。
芯調整レバーを回し、芯の先端が見えなくなるくらい引っ込めると自然に消火します。
注意点として、回し過ぎると芯がタンク内に落下してしまうので、ゆっくり回しながら消化しましょう!
直接息を吹きかけて消す方法
使用するパーツは“ホヤ上下レバー”です。
上下レバーを下げてホヤを持ち上げます。
その後、この隙間から炎に直接息を吹きかけるだけです。
こちらの消化方法もお手軽ですが、オイルで燃料している事もあり、なかなか消えない時があります。
消化方法は、どちらかお好みで選択して下さいね。
ちなみに、タンク内のオイルが空になると自然に消火します。
これならオイルランタンを使えそう!と感じた方は、今回 解説で使用した“フュアーハンド276”は定番でオススメですね。
オイルランタンのお手入れ方法
芯の交換
オイルランタンの芯は消耗品です。
正しい使い方をすると、そこまで減る物ではありませんが、短くなるとオイルを吸う事ができず点火もしなくなるので交換が必要です。
交換方法は、上で説明した芯の調整欄通りです。
芯の調整・交換方法へ⇒JUMP
芯が一瞬で燃えてしまった…。という方はこちらを参考にしてみて下さい。
ちなみに、私が使っている替え芯はロールタイプのお得品。
4.5mと非常に長く、何年も持ちそうです。
こちらを15〜20cmの長さに切って使用しています。
当分持つかな?と思い購入しましたが、実際、半年間で最初の15cmしか使ってません!
コスパを考えると、こちらはオススメですね。
自分で調整するのが面倒な方は、初めから丁度良い長さに切ってある替え芯もオススメ。
価格はロールタイプより高めですが、こちらの方が手軽に使用できますよ。
ホヤのスス汚れ
オイルランタンのホヤは、ススが付いて真っ黒になる物なので、定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスと言ってもホヤを外して汚れを拭き取るだけです。
作業自体はとっても簡単!
ホヤの取り外し方は、周囲を覆う金具の上下4箇所(裏側も含めると8箇所)を押しこみ、ゆっくり外すだけ。
あとは濡れたティッシュで汚れを拭き取りましょう。
スス汚れを簡単に取り除く事ができます。
汚れがひどい場合は、洗剤やエタノールでしっかり洗うのもオススメです。
このスス汚れの付き方は、使用する燃料によって変わってきます。
灯油はスス汚れがひどいので、パラフィンオイルを使うのがオススメですね。
各燃料のメリット・デメリットを簡単に説明すると
この様になります。
メンテナンス頻度が高い代わりに、コスパの良い灯油。
スス汚れが少なく、無臭・一部 虫除け効果もあるパラフィンオイル。
ご自身のスタイルに合わせて選択してみましょう!
タンクに余ったオイルの抜き方
タンク内にオイルが余る事がありますが、こちらは抜いて再利用可能です。
オイルの抜き方としては、
スポイトを使ったりボトルに直接注いで抜くと良いでしょう。
大抵のオイルランタンには逆流防止弁が付いています。本体を逆さまにしても、芯の部分から漏れる事はありません。
よくオイル漏れすると言われるのは、キャップの部分から染み出したオイルですね。運搬中の漏れ防止の為、ある程度は抜いておくのが無難です。
私はいつも、こうやってオイルを抜いて再利用しています。
オイルランタン取り扱い上の注意点
運搬時の破損
オイルランタンのホヤはガラス製です。
落下した時はもちろん、車での運搬中の衝撃で割れてしまう恐れがあります。
持ち運びの際は、専用のランタンケースに入れて保護すると安心できますね。
仮に割れてしまった場合でも、各メーカー毎のオイルランタンに合うホヤが販売されています。
価格も1000円前後とお安目。割れた時以外にも、汚れが目立つ様になった時に交換するのもアリだと思います。
オイル漏れ
オイルランタンのキャップは、メーカーによっては紙パッキン製の物があり、傾けるとオイル漏れする事が多いです。
この紙パッキンは、ゴム製に取り換える事で漏れも軽減されます。
つまようじ等でくり抜いて、こういうゴムパッキンに取り換えるのも良いでしょう。
また、オイルを入れた状態で車に積み込むと、こちらも転倒して漏れの原因になります。
オイルは専用のボトルに入れて持ち運び、ランタンへ注入するのは現地で行うのがオススメです!
タンク内のオイルについて
タンク内にオイルが余る事もあります。
これは漏れない程度であれば、そのままで構いません。
タンク内が完全に空の状態で放置すると、錆びて穴が空く事もあります。
ただ、あくまで長期間放置する場合の話なので、そこまで心配する必要はありません。
点火中の火傷
点火中のオイルランタンは高温です。
うっかり触れてしまうと火傷する恐れがあります…。
フレームや排気口はもちろん、他のパーツも熱を持ちます。
その理由は、構造上この様に熱を循環・放出しているからです。
つい触りそうになりますが、この部分もNG
点火中は、持ち手部分のみを持つようにしましょう。
まとめ:オイルランタンの使い方・取り扱い方法
これで、オイルランタンの使い方はバッチリ!皆さんも、自分に合う素敵なオイルランタンを見つけてみて下さいね
コメント
オイルランタン初挑戦で、取扱要領がよくわかりました
ありがとうございます
タカシさん コメントありがとうございます!
参考にして頂いて非常に嬉しいです。
初めは複雑そうに見えるオイルランタンですが、一度使えば簡単に扱えますので是非お楽しみ下さい!